闇金の特徴・見分け方|健全な貸金業者との利率の違いは?

高すぎる利率、違和感を覚える契約など、ヤミ金ならではの特徴があります。

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時代の移り変わりとともに、手口が巧妙になってきているヤミ金融。しかし、その実態は昔と変わらず、高い利率や取り立てによって利用者を追い詰めるというものです。闇金の利率や見分け方などをご紹介しています。

ヤミ金融とは?

ヤミ金って一体なにもの?

一般的にヤミ金融とは、

 貸金業規制法の上限を超えた法外な高金利で貸し付けている
 国や都道府県に貸金業者として登録されていない
 人権を無視した悪質な取り立てを行う

以上の条件を満たしている組織や集団を指す言葉です。

こちらのページでは、ヤミ金がどのようなものなのかを詳しくご紹介します。

ヤミ金融の特徴は?

 

立場の弱い利用者を保護するために、年利の上限は法律によって定められています。
具体的には以下のとおりです。

ア)10万円未満 年20%
イ)10万以上100万未満 年18%
ウ)100万以上 年15%

利率の上限である年20%の利息を具体例で説明しましょう。
元金が5万円の場合、ア)の金利が適用されるため、
50,000円×20%=10,000円
10,000円÷12ヶ月=833円
となります。
1年間に発生する利息は10,000円、1ヶ月あたりに直すと833円です。

しかし、ヤミ金融の場合はこれらの利率を無視した暴利を設定しています。
俗にトロク(10日で60%)と呼ばれるものを年利に直すとなんと2,190%にもなり、利息だけで年間109万5千円1ヶ月あたりでも91,250円が発生するのです。

ヤミ金のありえない高金利の実態

健全な貸金業者では1ヶ月833円のものが、ヤミ金では91,250円。
比べる必要もないくらいの悪徳な貸付だというのがひと目でおわかり頂けると思います。
常識で考えれば払えなくなって当然なのです。

多様化するヤミ金の種類

近年悪質な取り立てが禁止され、一見ヤミ金だとわからないような新たなヤミ金が誕生しているようです。
代表的な例として、次の3つが挙げられます。

①ソフトヤミ金

親身になるフリをするヤミ金業者

私たちが想像しているようなヤミ金とは全く異なり、利用者を脅したり追い詰めたりすることはありません。
むしろ、優しい言葉遣いで債務者への入金を促したり、延滞相談にも乗ってくれたりします。

しかし金利は通常のヤミ金となんら変わりなく、ナナニ(7日で20%)、トサン(10日で30%)などの暴利で、入金が遅れると苛烈な取り立てが待っているようです。

②整理屋

闇金業者がお金をくすねるイメージ

ヤミ金や消費者金融、銀行から借金をしている人たちの債務整理という名目で、手数料や保証金といった金銭を騙し取るヤミ金の一種です。

更に「借金先への返済を代行する」として債務者からお金を詐取し、利用者が返済されていないと気づいた頃には跡形もなく雲隠れしているケースが多々見られます。

③転売屋

転売される携帯電話と通帳

転売屋と言っても、私たちが一般的に想像する転売屋とは少し異なります。
どちらかといえば利用者側に転売をさせ、その対価として僅かな金銭を送るようです。

転売するよう持ちかけられるのは以下の2つです。

(1)携帯電話

インターネットや雑誌の広告などから集客し、ブラックOK、即日融資などの言葉でお金に困っている人たちを募ります。
いざ申し込むと、『当社との実績がない』『信用情報に欠けている』などの難癖をつけて今すぐ融資できない旨を伝え、即融資の条件として携帯電話を新規契約し、指定の住所まで送るよう持ちかけてきます。
(この際、SIMカードは抜いて送るので個人情報が漏れたり、債務者本人に請求が直接いかったりなどと言い包められるケースが多々あります。)

ちなみに、携帯電話1台に対しておよそ1万~5万円の融資が受けられるようになるようです。

(2)キャッシュカード・通帳

上記同様に銀行や信用金庫のキャッシュカードや通帳を指定の住所に送らせることを条件に、代金を債務者に送ります。(この際、実際に融資目的ではなく実質キャッシュカードを売る目的で送ってしまう被害者が多いようです。)

キャッシュカードや通帳1つにつき1万~5万円、インターネットバンキング付きを条件にする闇金業者が多数存在します。

この項目でご紹介した3つの手口は、近年特に被害が目立ってきています。

(2)の携帯電話、銀行口座・キャッシュカードを転売する行為に関しては法律違反です。
銀行や携帯電話会社から詐欺罪で訴えられる可能性があるので、絶対にお止めください。

ヤミ金融の見分け方

ヤミ金融の種類・定義に関してはこのページで説明してきました。
個人が利用する際に、その金融機関がヤミ金融かどうかの判別方法はいくつかあります。

契約前
  • 会社名を聞いた事がない
  • ブラックOKや保証人不要等の誘い文句で広告を打っている
  • 電話口がガヤガヤ騒がしい感じがする
  • 電話で申し込みをさせる
  • 申し込みの際に家族構成、連絡先、勤務先まで訊いてくる
  • 実績がないので小額からの融資になるといわれる
  • 折り返し電話が携帯番号(中には転送電話やIP電話を利用し固定回線があるヤミ金も存在する)
  • キャンセルを申し出ると違約金やキャンセル料等の名目で脅しかけてくる
  • 契約書を交わさない
  • 個人名義で振り込んでくる
契約後
  • 事務手数料等の名目で数千円引いた金額を振り込んでくる
  • 支払い期日が1週間~15日
  • 要求金額が振り込まれた金額の2倍~数十倍
  • 前日連絡を要求される
  • 振込日当日でないとなかなか口座番号を伝えない
  • 振込先の名義が個人名義

上記の契約前・契約後が判別する目安となるでしょう。

闇金かどうか判別する目安のイメージ画像

しかしながら、一番の判別方法はなんといっても手続きで覚える違和感です。

通常の金融機関であれば融資をする際、家族構成までは聞いてきませんし審査も慎重に行うはずです。
相手は大口の融資を可能と騙して個人情報と緊急連絡先も聞き出し、断れなくなった状況を作り出してから各債務者を逃げられないようにします。

私たちを騙そうとしてくる人たちです。
必ずボロがでますし、矛盾点もどんどん浮き彫りになってきます。

まず極論として、インターネットで甘い言葉を使い、融資を集っている金融機関は100%ヤミ金融で間違いありません。

そもそも銀行すら貸し渋るこのご時世です。
過去に金融機関の事故歴がある方に、対面もせず電話一本で、法定利息内で契約書も交わさず融資できるということ自体を真っ先に疑うべきでしょう。

もう一つの判別方法は、しつこく食い下がってくるかどうかです。
健常な金融機関の営業担当も多少は営利目的のトークをしてくるかもしれませんが、ヤミ金ほどのしつこさはありません。
断りの電話を切った後に折り返し電話が来るのであれば、間違いなくヤミ金だと判断できます。

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