悪質ファクタリングと金貨金融に要注意!一般の業者に紛れるヤミ金

金貨金融やファクタリングでも、ヤミ金として検挙されている業者がいます。

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ヤミ金融対策法により、オフィスを構えて堂々と営業する闇金業者は姿を消しつつあります。しかし、彼らは知名度があまり高くない意外なサービスに擬態して高額な手数料や利息を取り、利用者たちを苦しめています。

変化するヤミ金融

TVなどで見る闇金のイメージ

「ヤミ金融対策法」が成立した事によって違法に金融業を営んでいた多くのヤミ金が事業から撤退し、被害額や被害件数も減少に転じています。

しかし、形を変えて存在しているだけで、ヤミ金業者がいなくなったわけではありません。

皮肉なことに、総量規制法によって正規の金貸しから借金できなくなった人たちが違法な金融業へ流れていってしまう事態が起きてしまっています。

近年被害が増加しているものといえば、ソフト闇金や個人間融資、ひととき融資などが挙げられます。

彼らは一見親身に寄り添っているように見えますが、本当に利用者のことを思うなら高い利息を設定する必要がありません。
ただの悪質な高利貸しであるという点はヤミ金となんら変わりないのです。

知名度が低い?金貨金融とは

金貨金融というヤミ金をご存じでしょうか?
珍しい金貨を販売している一般の金貨ショップにまぎれて店を構えているのが悪質なところで、知名度もあまり高くないのが最大の問題点です。

手口としては以下のとおりです。

①5万円の価値がある硬貨を、相場より高い6万5千円のツケ払いで利用者に売る
 ※ツケ払いの時期は10日後などに設定

②利用者が譲ってもらった硬貨を、他の金貨ショップや質屋に5万円で売る

③ヤミ金が10日後に6万5千円を回収しに来る

なかなか分かりづらいですが、この分かりづらさこそがこのヤミ金の問題なのです。

最初はツケ払いという名目で金貨を譲ってもらっており、実際に利用してみると1万5千円の差額が見えにくいのでしょう。

金貨金融の分かりにくい手口とは

金貨ショップという専門性の高さ、コレクション品としての値段設定のバラつきもあり、ヤミ金の中でも特に知られていない手口です。
2011年には出資法違反の容疑で逮捕者も出ています。
もし怪しい金貨ショップを見たら、金貨金融を疑ってみてください。

企業を騙そうとする悪質ファクタリング

ファクタリング自体は世界中で利用されている資金調達方法で、金融庁も認めている正当な手段です。
理解を深めるためにも、一般的なファクタリングの仕組みを少しだけご説明いたします。

手元のお金が50万円の工場があったと仮定します。
その工場で制作した部品が100万円で売れ、1ヶ月後に売上金が入ってきます。
しかし売上金が入ってくるまでに、他社へ70万円を支払わなければなりません。

手元のお金は50万円しかないので、どうやっても70万円は払うことができずに倒産してしまいます。

そこで、ファクタリングを使って売掛債権を現金にします。
100万円の売掛債権を90万円に変えることができたので、70万円の支払いもできました。

ようやく100万円の売上金が入ってきたので、ファクタリング会社へ返済を行います。
手元には70万円の現金が残り、倒産をなんとか防ぐことができました。
※例として挙げたのは2社間ファクタリングと呼ばれるものですが、ここについての説明は割愛します。

闇金の誕生はいつ?

このように、既に企業が所有している売掛債権を売却する行為(売買契約)がファクタリングです。
しかし、闇金が運営するファクタリング会社では売掛債権が無いにも関わらず買取を行ったり、売上金の入金を分割させ手数料を取ったりするなど実質的な融資を行っている例もあります。

売掛金が無いのにファクタリング可能と言われたり、支払いの分割を促されたら要注意!

その他にもヤミ金だと疑わしいファクタリング業者の特徴を日本貸金業協会が公表しているので、是非こちらもご覧ください。

参考日本貸金業協会-「ファクタリング」を装ったヤミ金融にご注意ください
https://www.j-fsa.or.jp/doc/topics/info/171204.pdf
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